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お願いしたことができていないときに考えてみたい二つのこと

 

こんにちは。
優しくなれる
話の聴き方講師の
垣辻より子です。

 

大人(両親)が、
未就学児程度の
子どもに使う言葉。

「着替えてねって言ったよね?
なんで着替えてないの!?」

「お買い物に行くから、
おもちゃ片づけてって言ったよね?
なんで片づけてないの!?」

など、こういう言葉、
耳にしたことありませんか?

特に、時間がないときに、
お母さんはその状況に
イライラしてしまうことがあります。

たとえば、最初の例の

「着替えてねって言ったよね?
なんで着替えてないの!?」
と言われた子どもが
できずにいる心境について、
二つのことが考えられます。

一つ目は、
【それをしないのには
何か理由(ワケ)がある】です。

たとえば、
まだ小さい子どもなら、
お母さんがあらかじめ用意した
ブラウスとスカート(女の子の場合)が
目の前にあるかもしれません。

しかし、子どもは、
「この服よりあっちのほうがいい」と
思っていることもあるんですね。

つまり、言われたことをやっていない、
やれていないことには、
子どもなりの理由(ワケ)が
あったりします。

私たち大人もよく似たこと
ありませんか?

それを、親のほうは、
時間がないなどを理由に、
「なんで着替えてないの!?」
と叱ってしまうことあるんですね。

子どもは子どもなりに、
小さい時から思っていること、
感じていることがあるのに、

言えない状況に
追い込んでいることも
あるんだと思います。

そうしないという理由(ワケ)と
それが言いにくい気持ちに
なっているその気持ちに
寄り添って、聴いてあげることが
できるといいですね。

 

そして、二つ目は、
【責められていると思っている】です。

こういう言い方をされると、
子どもは、自分が責められていると
感じるものです。

そして、たとえば、
「なんで着替えてないの!?」
という言葉の口調がきつかったり、
目の前のお母さんの
怒りの表情を見てしまったら、
さらに輪をかけて、
状況は悪化するばかり。

こういうときには、
「なんで〇〇してないの!?」という
責められているように聞こえる言葉を
別の言葉に変えたらいいそうですよ。

どういう言葉に
変えるのかというと・・

「なにかあった?」
「なにがあったの?」

だそうです。

こういう訊き方(尋ね方)をしてくれると、
周りの環境も含めて、子ども自身のことを
心配してくれているように聞こえます。

そうすると、
「この服よりあっちのほうがいい」
というように、素直に、
理由(ワケ)を説明してくれることも
あるかもしれませんね。

聴いてもらえないことが
重なるとどこかのタイミングで、
”やっぱり、お母さんには
わかってもらえない”
ということに気付き始めるでしょう。

だから、その前に
できる対応は
しておきたいですね。

いかがでしょうか。
今のあなたに、
何か気づきがあれば幸いです。

これからも優しくなれる
話の聴き方について、
お役に立てる情報を
お届けしてまいります。

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