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感情表現が苦手な人をわかろうとするために共感で関わるとっておきの方法

こんにちは。
優しくなれる
話の聴き方講師の
垣辻より子です。

傾聴セッションの場や、
個人的に友人のお話を聴くときに、
話したい(聴いてほしい)と思って、
話してくれていますが、

実際、話をお聴きしてみると、
自分のお気持ちについて、
ほとんど(全く)語らない方がおられます。

ご本人は、話しているという
ご認識だと思います。

ご自身の周りのこと、
たとえば、「職場でこんな人が
おられて、この人が
こんな風な態度なんです。
おかしいと思いませんか!?」

などのように、

対象者への不満を
延々と語りつづけるような、
愚痴のような話をされます。

一般会話なら良いのですが、

傾聴でお聴きしているときの
聴き手は、その話をただ、
聴いていることしか
できないんですよね。

なぜかというと、
話し手自身が、
思っていること、
感じていることを
言語化していただけないので、
目の前の人に
関われないのです。

こういう話し方が続くと、
聴き手はひたすら受け身で
聴かざるをえなくて、
話し手のお役に立てているのかどうかは
疑問です。

話し手の立場としては、
少しは、ストレスが
軽減されるかもしれませんが、
傾聴ではないということ。

傾聴という聴き方では、
目の前の人のことを支えることが
目的なので、その役目を
担うのが聴き手の役割です。

多くは、自分自身でも
なんともできなくて、
どうしたらいいのか
わからなくて、
聴いてほしいと思って
話してくださっていると
思います。

今の例の場合だと、
ご自身がその上司に対して、
何を想って、
どのように感じているのか

お話していただかないと、
その方を支え、
寄り添うことが出来かねます。

ということで、
このようなときには、

「あなたは(〇〇さんは)
その状況で、
どのように感じたのですか?」
と、尋ねてみることを
おすすめします。

つまり、
その愚痴の対象になっている人と
話し手との関係の中で、
話し手ご自身が、
どの様に感じているのかを
尋ねることをします。

このように、「思ったこと、
感じたことが言えない」

あるいは、

「ご本人自身が
何を感じているのか
わからないという人」は、
一定数おられます。

実は、私が30代の頃、
そうでした。

とある理由から、
自分自身何を感じているのか
わからなくなっていました。

最終的には、
何も言えなくなってしまい、
発言さえもできなく
なってしまった時期がありました。

このように、
感情を言語化できないのには、

家庭内環境、恋愛、結婚、就職
などの出来事がきっかけに
なることがあるそうですが、

私の場合は、職場環境でした。
そのときの職場環境が、
トラウマになっていた時期が
ありました。

話戻ります・・

「そのとき、あなたはどのように
感じましたか?」という
シンプルな質問をするのですが、

ご自身の感情部分が出てこない人は、
何を話しているかというと、
対象になっている人物について、
ひたすら語られます。

たとえば、
「そんな威圧的な言葉で言わなくても
いいんじゃないかと感じました」

「それが何を意味しているのか
わからないので
説明してほしいと思いました」

などのように、

確かに、語尾は「〇〇と感じました」
「〇〇と思いました」と
言ってくださっていますが、
相手の事しか
話されていません。

以前の私のように、
自分の気持ちが
言えなくなっている人には、
質問の意図がよく理解できていない、
あるいは、何をどう答えていいのか
わからないということが、
少なくありません。

そういうときこそ、
聴き手が感じられそうな
気持ちの言葉を提示してみても
いいかもしれませんね。

『その人との関係性の中で
「腹が立った」とか
「自分は惨めな気持ちになった」とか、
「悔しくて悔しくて辞めてやりたい」なのか、
そのあたりどんな感じですか?』と。

それだけ、自分が感じていることに
意識を向けることが容易ではない人も
おられることを頭の隅に
おいておくと良いですね。

いかがでしょうか。

今日も何か
あなたの気づきに
なることがあれば、
幸いです。

これからも優しくなれる
話の聴き方について、
お役に立てる情報を
お届けしてまいります。

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