手を繋いでいる親子

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学校の話をしてくれない子供が自分からペラペラと話す様になった話の聴き方

こんにちは。
優しくなれる
話の聴き方講師の
垣辻より子です。

いきなりですが・・

子供が学校であったことを
話してくれない。

 

あるいは、

 

友達のお母さんから聞いて
初めて知ることも多い。

さらに、
そのことを子供に言っても
「別にいいやん!」
「なんもない!」とそっけない。

というような
お悩みをお持ちではないでしょうか。

 

何も話してくれないのは、
お母さんとしても辛いし、
寂しいですよね。

 

今回は、
そんなお母さんに向けての
内容になっています。

 

何かの雑誌で読んだのですが、
「子供の話を聴くことが大切です」
という話をすると、

「子供の話なら、
毎日ちゃんと聴いていますよ」って
おっしゃる方が多いそうです。

私も、今、高校生の子供を持つ親ですが、
子供が小さいとき、
果たして子供に耳を傾けていただろうか?

そして、今現在、
ちゃんと聴けているだろうか?
と振り返ってみると
あやしいものです(^^ゞ

お母さんの立場からすると、
ちゃんと聴いているつもり
かもしれませんが、

子供の立場からすると、
そうではないことも
多いようです。

 

よくある残念な
パターンを紹介しますね。

驚く女性

1.親が聴きたい話しか聴かない

お母さん自身が聴きたいこと、
興味あることにしか
耳を貸さない(傾けない)のです。

子供がはやりのゲームや
今、読んでいる漫画の話を
夢中になってしゃべってきても、
それを遮って、

「そんな話わかったから
(どうでもいいから)、
学校でどんなことあったか教えて」

「担任の先生は、どんな人?どんな感じ?」
「新しいお友達とは、仲良くやってるの?」

子供は、お母さんが言う話題について、
話したい気持ちになっていないので、
黙ってしまうわけです。

そして、お母さんのほうは、
「うちの子は、何も話してくれなくて
困っています」
なんて言葉が・・。

思い起こせば、
過去の私もそうでした(ノД`)

これって、つまり、
「お母さんが知りたいことを
話してくれない」ってこと
なんですね。

お母さんは、
自分が気になっていることだけに、
確認することスイッチ”が入るのです。

子供にひとつひとつ、
確認することで、
お母さんのほうが、
安心したいのです。

このように、
子供が本当に話したいことを
遮られてしまうと・・

子供は、
「自分には関心を持ってもらえない」
と感じます。

2.相づちをしながら、実は聴き流している

一般的に、お母さんは、
忙しい毎日ですよね。
そのときに、よくあるパターンです。

一生懸命、
話している子供の顔を見ないで、
返事しているお母さん。

話している子供は、
「ちゃんと聴いてもらっていない」と
敏感に感じています。

 

特に、お母さんが、

洗濯物をたたみながら・・
夕食準備をしながら・・

話をしている子供の顔に
目を向けることもなく・・

いつの間にか話が途切れても、
途切れていることさえ、
気がついていない・・

ということも。

 

 

お母さんのこの態度は、
”あなたの話に興味がありません”

と子供に伝わってしまいます。

子供は、”話に興味がないんだ”と
思うだけでなく、

さらに、
”自分自身にも興味がないんだ”
という不信感、不安感を
抱くこともあるのです。

3.子供の話を先取りする

話を横取りすることも
よくある話ですが、
この場合は、
”話を先取りする”です。

最初は、聴いている姿勢であっても、
そのうち、話の結末がわかりだすと、
最後まで話そうとしている子供の
言葉を遮ってしまうことです。
(お母さんとしては聴くのがもどかしくなって)

「〇〇が▼▼したってことでしょ?」
みたく、最後まで、子供に話をさせず、
先回りして話を終わらせてしまう
パターンです。

これでは、

”想いを伝えた”
”すっきりした”
”聴いてもらえた”
というような気分にならないものです。

確かに、子供は、

うまく言えないかもしれない・・
表現が下手かもしれない・・です。

多少ぎこちなくても
自分の言葉で話すという
過程は大事にしたいですね。

4.話を聴いている途中で説教になる

最後まで、話を聴かず、
「それはあなたが間違っているでしょ!」
「そんな方法だったら失敗するのは当たり前でしょ!」
と。

お母さんのほうも、怒りのスイッチが
一瞬にして入ってしまうことがあります。

聴いてもらいたくて話をしはじめた子供は、
だんだん、だまってしまい、
うつむき加減になるかもしれませんね。

そこで、お母さんもその状態に気付けると、
いいのですが、
そのままお説教が始まるもことも
少なくありません。

言いたい気持ちはあるでしょうが、
ひととおり、
子供の話を聴いてあげることが、
重要です。

 

そうしないと、子供は、
嫌な気分になり、それ以上、話を
する気にならなくなってしまします。

 

どのパターンも
『聴いているつもりになっている』
ということなんですね。

実は、
心から耳を傾けて
聴けていないのかもしれませんね。

この”つもり聴き”を度々繰り返すと、
「もう話をしても無駄」
「所詮、聴いてもらえない」
と、子供は、これ以上、
話をしたくなくなるのでは、
ないでしょうか。

その前に、
子供の話したがっていること(内容)に、
最後まで耳を傾けてみませんか?

 

子育て真っ最中のあなたに、
ちょっとした気づきがあれば、
嬉しいです。

 

読んでいただき、
ありがとうございます。

 

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