父親と娘の会話

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父親との雑談から学んだこと

 

 

 

こんにちは、
優しくなれる
話の聴き方講師の
垣辻より子です。

今日は、実家の父親との雑談から
学んだことをお話しますね。

音声データはこちら↓↓
https://stand.fm/episodes/63088b17553a03be48022459

 

認知症について書かれた書籍だったか、
雑誌だったか忘れましたが、

認知症ケアに必要なことが、
3つあるとかかれていました。

 

その3つというのは、
・寄り添うこと
・聴くこと
・右脳に働きかけること
だそうです。

 

どれも言われれば、
納得できるものばかりです。

ただ、私個人的には、
この3つの他に”待つこと”
加えたいと思っています。

 

これは、言葉が出てこなくて待つ
ということと、
ひとつひとつの行動についても
遅かったり、二度手間になったりして、
そういう意味で待つということも
あると思います。

今日は、前者の
”言葉が出てこなくて待つ”
についてのお話です。

 

今、私は父親の様子を見に
時々、実家に帰っています。

 

父は、来年90歳。
その歳にしては、ゆっくりと、
杖を使いながらも
歩くこともできるし、

食事や洗濯など、
最低限の日常生活も
できます。

 

ただ、当たり前ですが、
認知症は少しずつ
進んできています。

 

なので、お話好きな父は、
私との会話のなかで、
しばらくの沈黙が
少なくありません。

 

しゃべりたい気持ちがあるのに、
まず、その言葉を思い出すことに
時間を要し、その言葉を思い出しても
言葉を紡いで文章にするという

以前なら当たり前のように
できていたことが
当たり前でなくなるんですね。

 

本人もなかなか言葉が
出てこない、思い出せないことに、
もどかしさを感じているようです。

聴いている私も、いつも以上に、
言葉が出るまで、待つことも、
大切なことだと感じました。

 

父が思い出している瞬間から、
私の傾聴が始まっています。

 

長い沈黙になるときもあります。
また、家族への傾聴はハードルが高いと
講座のときにもお伝えしていますが、

父の意思表示であると思うと、
少しぐらい、待てるような気がしながら、
待っている今日この頃です。

 

いかがでしょうか。

今日も何か、
あなたの気づきに
なることがあれば、
幸いです。

 

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