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同感と共感の違いをわかりやすく解説!目上の人とのコミュニケーションも楽になる!

こんにちは。
優しくなれる話の聴き方講師の
垣辻より子です。

この記事では、以下のような方に向けて
書いています。

・同感と共感の意味と違いを知りたい人
・職場などで目上の人の意見と異なっていても、
自分の意見が言えない人

・相手の意見に賛成してしまいがちな人
・早口の人に圧倒されてしまう人
・目上の人とうまくコミュニケーションをとりたい人
・夫婦関係を良くしたい人

そして、以下の5つのポイントが学べます。

【同感と共感についての違いと特徴】
①同感は主語が「私」、共感は「あなた」

②同感は主に一般会話で使う
③共感は主に傾聴で使う
④同感は共通点があると仲良くなりやすい感じ方
⑤共感はお互いを認めあえる感じ方

「同感と共感ってどう違うんだろう?」
って、思われなかったでしょうか?

もし、今のあなたが、
同感と共感について
・なんとなくしか説明ができない
・あまり気にして使ってなかった
・わかっていないから、知りたいと思っていた

と、お感じなら、是非このあとを
読み進めてくださいね。

傾聴での聴く側の態度は、
同感ではなくて、

共感を使って話を聴く

です。

そのためには、同感と共感の違いを
はっきりと区別して理解していないと、
共感で話を聴くことができないので
今から説明しますね。

目次

同感と共感の意味

まずは、同感と共感を辞書で調べると、
下記のとおりです。

<同感>
人と同じように考え、または感じること。また、その考え、感じ。
<コトバンク 精選版 日本国語大辞典より抜粋>

<共感>
共感とは,他人の気持ちや感じ方に自分を同調させる資質や力を意味する。すなわち,他人の感情や経験を,あたかも自分自身のこととして考え感じ理解し,それと同調したり共有したりするということである。その結果,ヒトは他人のことをより深く理解することができる。<コトバンク 最新 心理学事典より抜粋>

事例を挙げて説明してみます。

同感とは

同感は、賛成か反対かという感覚のこと。
つまり、
「(私も)それわかる、わかる」
→ 賛成 → 同感できる

「(私は)そう思わないけど」
→ 反対 → 同感できない

賛成の意見であろうと、
反対の意見であろうと、
”同感できるか、できないか”

ということなので、
同感という大きな括りになります。

こういう感じ方のことを
全て同感といいます。

このときの主語は”私”です。
「(私も)それわかる、わかる」
「(私は)そう思わないけど」

細かい話になりますが、
この同感には、
大きく分けて3つの種類があります。

・全て同感できるパターン
・条件付きで(一部分だけ)同感できるパターン
・自分の過去の経験や知識と照らし合わせて
自分も似た経験があるから同感できる
というパターン

「私もさー〇〇なことがあって・・」
「私も、それわかる、わかる」と
言いたくなっていたら、
それは同感になっているので、そのときに、
自分が同感で聴きたくなっているということに
気づいてくださいね。

共感とは

同感の感じ方のように、
相手の意見に賛成でも反対でも
どちらでもよく(どうでもよくて)

「そう感じているんですね」
「それが大切なんだ」
「そんな風に思っているのね」

というように、
相手がそう感じている感覚的な事実を
100%認めることです。

こういう感じ方のことを
共感とか共感的理解といいます。

ここで一番大事なのは、
”あなた”が主語になります。

「(あなたが)そう感じているんですね」
「(あなたは)それが大切なんだ」
「(あなたは)そんな風に思っているのね」

同感と共感のそれぞれの特徴

<同感の主な特徴>

・出身地が同じなど、お互い共通点があると、
仲良くなりやすい。

<共感の主な特徴>

・相手を客観視できる

Aさん「ケーキと言ったら
いちごのショートケーキだよね!」
Bさん「そーお?私は、シンプルに
ロールケーキだと思うけど!」

という風に、ケーキという概念について、話をすると、
その人の価値感の違いが出てくることないでしょうか。

そのときに、
私はこう思うという意思表示をはっきり相手に
伝えることができるBさんなら問題ありませんが、

自分の意見をあまりおもてだって言えないBさん
だとしたら、こうなるでしょう。
Bさん「う、うん、そうね、ケーキと言えば、
ショートケーキだよね」
(本当は、ロールケーキだと思っているけど・・)

見かけ上は、相手の意見に賛成というフリをして、
なんとなくお互い意気投合のように感じられるけど、
自分にウソついている(自分に誠実ではない)ので、
実はBさんの内面は穏やかではないのです。

このように
自分にウソつく応答(自分に誠実でない応答)
をすることで、

その場では見かけ上、
相手と良いコミュニケーションに
なっているかもしれませんが、
自分に誠実でないということで、
相手との関係は所詮、長続きしませんよね。

共感はそのような
心配はありません。

共感なら、
Aさん「ケーキと言ったら、イチゴのショートケーキで決まりだよね!」
Bさん「そうなんだ、(Aさんは)ケーキと言ったら、
イチゴのショートケーキなんだね」

という応答の仕方ができます。

相手の感じているものをそのまま認める応答に
なっているので、
自分はロールケーキだという想いに
ウソをつくことにならないし、
相手の想いを否定することにもならない。

共感は、相手のことを客観視でき、
お互い思っていることを
尊重することが可能です。

・相手の感情に巻込まれにくい

自分とは異なる価値感を持つ相手に対して、
同感で応答していると、自分も、
当事者となったかのように、
一緒に怒ったり、同意したりして、
相手の感情によっては、自分も巻込まれやすくなり、
疲れてしまうこともあります。

ここで相手の感情に巻きもまれてしまうのは、
相手と自分との間の境界線があいまいだからと
いえます。

相手の話を聴いていると、
どっちの感情なのかわからなくなって、
聴いているのが辛くなってくるという
ご経験ないでしょうか。これは、
同感で聴くとこのような状態になること
少なくありません。

こういうときに、共感で聴くと、
相手との間に境界線が引けることで、
相手の感情に巻込まれにくくなります。

・同感は放置すること
共感で話をお聴きしているときに、
同感部分はどうしても出てきます。
(同感部分は、あなたの思っていること、
感じていることです)

そのときに、その出てきた同感部分は、
まず気づいて受けとめます(認めます)。
(大切なあなたの想いなので)
その上で、目の前の人の話を
傾聴でお聴きしたいなら、
今出てきた同感部分は放置します。
(ほったらかしという意味ではなくて、
それにエネルギーを注がないという意)

いかがでしたでしょうか。
最後に、簡単ですが、表にまとめました。

同感 共感
使用するときの会話の形 一般会話(日常会話) 傾聴
基準軸 私(自分)
・私が〇〇と思ってた
・私はその意見に賛成です
・私もあなたが言っていることわかるよ
主観的
あなた(相手)
・あなたは〇〇と思っているんだね
・あなたが△△と感じたんだね
客観的
主な特徴 ・共通点があったり、賛成意見だと仲良くなりやすい
・反対意見だとネガティブな感情を持つこともある
・相手の感情に巻込まれやすい
・自分に誠実になれないこともある
・あなたはあなた、私は私
意見が違ってても当たり前
・あなたはあなたのままでOK、私も私のままでOK
・相互理解を深める聴き方
・相手の感情に巻込まれにくい
・自分に誠実でいられる

<参考文献>
「ねえ、私の話聞いてる?」と言われない「聴く力」の強化書(岩松正史著 自由国民社)
その聴き方では、部下は動きません。(岩松正史著 朝日新聞出版)

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