傾聴ボランティアに行くと、
お相手にあわせて
聴き方を変えることが
必要になるときがあります。
こんにちは。
優しくなれる話の聴き方講師の
垣辻より子です。
私は、講師として、
傾聴をお伝えするかたわら、
地域で傾聴ボランティアの
活動にも参加しています。
もちろん、
ボランティアですから、
できるときに、
できることを、
できるだけ、
*ここでいう『できるだけ』は、
『できるだけたくさん』
『自分が対応できる量』
というニュアンスです。
を心がけています。
私の場合、
傾聴ボランティアの
活動の場として、
グループホームに、
訪問しています。
そのグループホームでは、
利用者さんの中に、
身体介助が
必要な人もおられれば、
認知症の人もおられます。
ご存じのとおり、
同じ認知症の人でも、
程度の差があります。
また、
症状が軽い人でも、
その日の体調などにより、
すでに学んできた
一般的なスキルや
考え方に基づいた傾聴を
うまく使えず、
会話が途中で途切れ、
続かなくなる
ことがあります。
突然、
沈黙・・になることも
あります。
また、
何度となく、
同じ話が
繰り返されることも
あります。
このような状況を、
初めて経験された
傾聴ボランティアの人は、
戸惑われたり、
このままボランティアを、
続けていくことに
不安を持たれる人も、
多いようです。
しかし、
認知症は、
記憶やできることが衰えても、
嬉しい、
悲しい、
淋しい、
楽しい・・・などの感情。
話は少し、
脱線しますが・・・
私の実母も認知症でした。
発症してしばらくしてから、
施設でお世話になりました。
私が施設に行くと、
私から一方的に、
話かけていました。
というより、
あまり反応がないので、
私がしゃべり続けていました。
それでも、
そうしていると、
不思議な話ですが、
母が笑みを浮かべてくれる
ときがありました。
険しい表情が
柔らかくなることも
ありました。
そのときは、
嬉しかったですね。
感情は残っているという話、
なんとなく、
理解できましたね。
ということで、
話は逸れましたが、
認知症であっても、
想い、気持ちという感情は、
だから、
ボランティアの場所で、
途中で話が終わっても、
突然沈黙になっても、
繰り返し同じ話をされても、
むしろ、
その人の想いや気持ち、感情に
少しでも寄り添えるように
なり
これから、
傾聴ボランティアを
考えられているあなたも、
すでに、
あなたも、
最初は、とまどうことも
あるかもしれません。
私が講座でお伝えしている、
傾聴の知識やスキル、考え方も
とても大切なことであり、
練習も必要ですが、
相手のおかれている状況によっては、
型にはまったもので
練習することにこだわらず、
私の傾聴の先生曰く、
『自分にも相手にも誠実な対応』
ができることをめざすことが
聴き上手に繋がる近道
なのかもしれませんね。
今日も、読んでいただき、
ありがとうございます。
****** ひとりごと ******
実母は3年前に亡くなりましたが、
最期は、たくさんお話ができて、
幸せな時間を持つことができました。
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